【宮古島】
市長に工事中止を要請訴え
千代田への陸自配備問題 宮古毎日新聞 11月12日 2017年
宮古住民連絡会

宮古島の陸自配備計画に反対する市民団体や個人で組織する新たなネットワーク「ミサイル新基地いらない宮古島住民連絡会」を構成する7団体の代表らが10日、日本キリスト教団宮古島教会で会見を開き旧千代田カントリークラブで行われている配備に向けた工事の中止を訴えた。

さらに、一行は会見後に市役所平良庁舎を訪れ下地俊彦市長に対して沖縄防衛局へ工事の中止を求める要請も行った。

提出された要請書では、市長に対して三項目の質問を投げかけ、早期の回答と面談も求めている。
市長に対する質問項目は、市長の受け入れ判断が示されないまま、さらに市民にも配備計画が示されないままに工事が始まったことを問題視し、▽市長は受け入れを判断したのか ▽したのであればその根拠は何か、を求めている。

そのほかにも、地下水審議会や環境アセスメントなど、環境に対する影響調査が全くされていないとし、市長はどのようにして自然環境と地下水の安全を守るのかについても回答を求めている。

会見に同席したメンバーからは「作業が始まる前には事前に住民に説明するとしていた。それにも関わらず工事が始まっている。約束を守らないことが不満」との声が出された。
そのほかにも「いきなり工事が始まった現状は、これまでの議会における市長答弁がうそ、偽りだったということになる」などの声が出された。

会見後、一行は市役所平良庁舎に訪れ、工事の中止を求める要請文を秘書広報課の職員に手渡し、早めの対応を求めた。