「保良弾薬庫」に抗議
宮古島陸自配備 住民「頭越しだ」
琉球新報 1月13日
【宮古島】
宮古島市への陸上自衛隊配備に反対する市民団体「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」は12日、市平良で2会見を開いた。
防衛相の福田達夫政務官が17日に同市を訪れ、下地俊彦市長に市城辺の保良鉱山を弾薬庫配備の配置場所に選定したと伝達することに対し、抗議した。
保良部落会(砂川春美会長)は昨年12月に臨時総会を開き、防衛相の正式発表の前に、配備に反対する決議を可決した。
同部落会の下地博盛さん(68)は「いよいよ来たなという感じだ。部落会としては動かないといけない」と話した。
メンバーの石嶺香織さん(37)は「地元の頭越しに決まっていくことは許せない」と話した。
市上野で進む陸自駐屯地建設工事現場で、地元住民に保存を約束した御嶽の一部が取り壊されているとして、防衛省などに抗議する緊急声明も発表した。